氷の世界(2015)

ストーリー 

 大学入学を目前に控え、小さなアパートで一人暮らしを始めた
 少年・二神春舞(ふたがみ はるま)。入学式前日の夜、彼の双子の兄である
 冬舞(とうま)から、一本の電話が掛かってくる。
 「春舞......お願いだ、助けて――......」
 その電話をきっかけに、春舞を取り巻く世界が一変する。そこは痛みが形を持つ、
 あの世とこの世が入り混じった世界。兄の身を案じた春舞は、
 黒い傘を差した謎の少女と共に、凍りついたその世界――氷の世界を歩き始める。


 システム 

 主人公を操作して、物語を展開させていくアドベンチャーゲームです。 

  • アイテムや情報を駆使して状況を打破する『謎解きパート』
  • 氷の世界に出現する敵と対峙する『バトルパート』
  • 登場人物の行動や会話で進行する『イベントパート』

 大きく分けて上記3つのパートが存在しますが、難しい操作や特別な知識は必要なく
 全て物語を分岐させる選択肢のひとつとして位置付けています。 


※以下はネタバレを前提とした小ネタ集です
クリア後の閲覧を強く推奨します
攻略情報はゲームデータに同梱してあります


冷蔵庫の中には... 

Episode1で春舞宅の冷蔵庫内にあるジュースを飲むと、ライフが満タンの状態でEpisode2を始める事ができる。ここでジュースを飲まなかった場合、ライフ1の状態で始める事になる(冬舞は死体隠蔽作業で疲れていたため、初期ライフ設定を1にしてあります)。


化者の出現と、警告。 

Episode1で、氷の世界が出現する直前、鏡の中に現れた冬舞の姿は幻覚だが、その後にどこからか聞こえている『早く逃げろ』の声。これは、本物の春舞の声であり、幻覚ではない。自分の死後も春舞は冬舞の身を案じ、すぐに消えることができず、その場に留まっていた。


一人暮らしの高校生? 

Episode1で、スイートハイツ201号室の表札を調べると「確か一人暮らしの高校生が住んでいるはずだ」というモノローグがある。これは「本来は春舞が樹華と知り合いである」ことを示唆すると共に、その事実を冬舞に伝えていた事を意味する(ただし、ありすの前例があるため、『同じアパートに住む一人暮らしの高校生』が女の子であることを、春舞は黙っていた)。


自動販売機で一休み 

Episode1で、Secret Endの必須条件である自販機イベントでは『その銃...』や『その服...』を選ぶと、春舞の過去や、名前の由来、春舞の両親に関するエピソードを見る事ができる。※このイベントは、バス停ごっこ発生前でなければ見る事ができません。


最怖の化者 

Episode2で「公園の中を突っ切ろう」という言葉を無視して外周を行こうとすると、逃げる事も倒す事も出来ない化者に遭遇する。


使えそうな場所だ、使えるかもしれない 

Episode3で、学校内の回避ポイントを見分ける方法は、探索時の文末。回避ポイントをチェックした際に「使えそうな場所だ」と断言している場所は回避可能、「使えるかもしれない」という予測でしかない場所は回避不可となっている。


保健室の訪問頻度について 

Episode3で、尊状態で保健室のCHECKを調べると、保健室の利用頻度について「春舞が利用するのは年に1回あるかないか」という発言をするが、尊は主人格である春舞と記憶を共有していないため、本来は知っているはずの無い情報である。これは尊が冬舞の記憶を引っ張り出してしまっているためで、こういった「春舞の別人格である尊が知るはずの無いこと」を、尊は何度か話している。


ナンバープレートに...... 

Episode4で、交通安全おじさんのいる歩道橋手前の駐車場に停められている車のナンバープレートは、平仮名と数字それぞれに語呂合わせがある。


いつでもセーブ機能『小さなりんご』 

Episode5で、応接間のソファに小さなメモが置かれており、そこに書かれた内容に沿った行動を取ると、隠しアイテム『小さなりんご』が入手できる。メニュー画面が開ける状況であれば、これを使う事でいつでもセーブを行えるようになる。


通行人の傘を濡らした、血の雨。 

Episode5で、物置の新聞を調べると確認できる『飛び込み自殺』の記事に出て来る4歳の娘こそが、ヒロイン・藍原樹華(このエピソードの詳細はENDコンプリート特典の『入居者名簿』藍原樹華の項目で確認する事が出来ます)。


夏の娘。 

Last Episodeで、莉斗と出会った後に児童公園のブランコへ行くと、女性の影らしきものがいる。彼女は春舞の存在を認識していないため、不可解な発言をしている(このエピソードの詳細はENDコンプリート特典の『入居者名簿』夏菜の項目で確認する事が出来ます)。


割れた鏡 

Last Episodeで、春舞宅の鏡が全て割れていたのは、春舞を死なせてしまった後、鏡を見た冬舞が半狂乱状態になり、片っ端から破壊してしまったため。Episode1で割れていないのは冬舞の幻覚による補正であり、実際はあの時点で割れている。


尊と樹華の話。 

作者の個人的趣味により、END分岐に全く影響しないにも拘らず『尊と樹華』のイベントが大量にあります(尊の内面についてはENDコンプリート特典の『入居者名簿』尊の項目で確認する事が出来ます)。以下の『尊』状態でのみ発生する特別なイベントについては専用のポイントが付与され、それに応じて発生するミニエピソードもあります。また、先に春舞でイベントを発生させてしまうと見られなくなるイベントや、発生してもポイントが付与されなくなるものもあります。


 ■Episode3
 ・ありすと分かれた後、中学校の看板を調べる
 ・保健室のベッドを調べる
 ・3-1の教室(春舞の席)を調べる
 ・2F男子トイレの鏡を調べる
 ・音楽室のピアノを調べる
 ・図書室で、隔離性障害の本を調べる
 ・図書室で、レコード盤を調べる


 ■Episode4
 ・交通安全おじさんの謎解きパート中、樹華に話しかける
 ・商業ビル前のライターを拾う
 ・保健室のCHECKを調べる
 ・父親の化者から『逃げる』を選択し、尊状態でEpisode4を終えると、Episode5の冒頭で樹華と尊の会話が聞ける(ただしポイント付与は無い)


■Episode5
 ・父親の部屋で、刀を調べる
 ・母親の部屋で、ベッドの左側を調べる
 ・母親の部屋で、ベッドの中央を調べる
 ・母親の部屋で、ベッドの右側を調べる
 ・冬舞の部屋で、壁時計横のクローゼットを調べる
 ・Mistake End3に到達した時点で、尊ポイントが6以上の場合、自殺直前に樹華に対するモノローグが入る
 ・タクシーイベント発生前、尊状態にしておくと、Last Episodeの冒頭で樹華と尊の会話が聞ける(ただしポイント付与は無い)


 ■Last Episode
 ・樹華の傘を拾ってあげる時点で、尊ポイントが11以上の場合、凍りついた樹華に対し尊が自分の内心を吐露する


 ■クリア特典
 ・尊ポイント6以上の状態でTrue Endに到達している場合、樹華に話しかけた時の5回目の反応が変わる


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